マザーボードの取り付け
まずはいろいろなパーツをまとめる役割をもつマザーボードをケースに取り付けていきましょう。
以下の流れで作業すると比較的楽に進めることができます。
取り付け板を取り出す
多くのパソコンケースは自作・増設する時に作業がしやすいよう、マザーボードを取り付けるための板がケースの外に出せるようになっています。
- 1.ケースをあける
- 通常はケースの側面や上部をはずしてケースを開ける事ができます。
プラスドライバでネジをはずしてからあけましょう。
※最近でドライバやネジを使わずにケースを空けたり閉じたりすることができる製品が主流になってきているので、これからケースを購入するかたはそれを視野に入れておくのもいいでしょう。 - 2.取り付け板を固定しているネジをはずす
- ケースをあけるときと同じようにネジをはずして取り付け板を出しましょう。
ケースファンをとりつける
本来であればマザーボードを取り付ける作業に入ってしまうのですが、マザーボードを取り付ける前に、取り付け板を取り出してスペースがあいたので、充分なスペースが空いていて作業がしやすいうちにケースの中の作業をやっちゃいましょう。
- 1.吸気口と排気口を確認する
- パソコンのケースには空気を取り入れるための吸気口と空気を逃がすための排気口があります。どちらが吸気口でどちらが排気口かぐらいは確認しておきましょう。
- 2.ファンに表示されている空気の流れる方向を確認しておく
- 上記の吸気口と排気口をきちんと確認しておかないと、ケース内でどのように空気が流れれば正常な状態かが解らないので、ファンを逆に取り付けてしまうことになりかねません。きちんとした場所にファンを設置しないと空気がスムーズ流れず、ケース内に熱をこもらせてしまう原因にもなります。
- 3.ファンを取り付ける
- 空気の流れる向き、ファンの正しい位置を確認した後、ケースにファンを取り付けていきましょう。このときの注意点としては、ケーブルが後々邪魔にならないように束ねるなどしてきっちりと整理しておくことです。そうしないとマザーボードを取り付けるときに邪魔になってしまいます。また、パソコンケースによってはファンを取り付ける部分がハコのようになっていて、取り外すことが可能な製品もあります。その場合は取り外して作業したほうがいいでしょう。カナリ楽に取り付けを行うことができると思います。
マザーボードを取り付ける
さて、実際にマザーボードを取り付けていきましょう。
- 1.スペーサーを取り付ける
- 取り付け板にマザーボードを取り付ける前に、取り付け板とマザーボードを密着させないようにするスペーサーを取り付けます。スペーサーがないと、回路がショートしてしまい、上手く動作しなかったり、最悪故障してしまうこともあります。
まずは取り付け板にマザーボードを乗せて、マザーボードと取り付け板を固定するためのネジ穴を確認します。
それ以外であいている穴にスペーサーを取り付けてください。 - 2.マザーボードを固定する
- 先ほど確認したネジ穴にネジを入れてマザーボードと取り付け板を固定してください。このときあまりきつく閉めすぎるとマザーボードが割れてしまうことがあるので、緩すぎずキツ過ぎず閉めてあげてください。
- 3.しっかり固定されているか確認
- 取り付け板を持ち上げて軽く動かしてみて、マザーボードがグラグラしなければ大丈夫です。あまり強く振り過ぎないようにしましょう。手がすべって誰かに当たってしまうと、ケガする可能性が高いです(笑)
- 4.隙間を確認
- 持ち上げたまま横から覗いてみて、取り付け板とマザーボードとの間に適度にスペースが空いているか確認してあげてください。
- 5.取り付け
- ケースから取り出したときと逆の手順で取り付け板についたマザーボードを戻します。
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2020/4/16 更新